575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雨の中の七五三句会   麗

2015年11月19日 | Weblog
昨日の句会、終わった時は激しい雨。七五三の日でなくてよかったですね。人生の晴れの日にはやはりお天気も晴れでないと。では、一言講評です。

1,少子化の現代、七五三は両家の祖父母も勢揃いしての一大イベントです。
2,5歳の男の子は「かわいい」と言われるより「かっこいい!」と言われたいもの。新聞記事から思いつかれたそうです。でも実際にこの声を聞いたことがあるという証言もあり。
3,子供の関心は神社におちているどんぐりの方にありますね。実景だそうです。
4,なんだか気まずい一瞬。作者と目があったそうです。男同士の見てはならぬもの?
5,ご主人の幼き日の軍服姿。海軍の軍服か?「坊や」という表現に賛否両論。「瞳」にしては?という意見も。
6,母親になって数年。すっかり親らしくなった娘の姿を見つめる祖母のまなざし。三世代の句。
7,すぐぐずる子供のご機嫌をとるカメラマン。赤ちゃんはぱぴぷぺぽの音に惹かれるというアドバイスも。
8,参道を動き回る元気な男の子。参道には魅力的な露店もあり。
9,嬉しいイベントもよる年並みには勝てず。お財布が空に?でも心地よい疲労感?
10,お祓いの祝詞は退屈なもの。ごそごそと音が聞こえます。
11,息子さんの5歳の思い出。普段はき慣れないものは受けつけません。
12,字余りですが、577になっているので、短歌のように上にご57をつけたら立派な歌になるとのこと。例えば、「参道を右に左に千歳飴引きずり走り追う祖母の笑み」あら、不思議??
13,ハロウィンの方が儲かる日本の寛大さ。ケルト人のお祭りのはずが。。。
14,このセンス!数字のマジック。父誤算には脱帽です。

なんだか楽しい句会でした。
自由句の「夕暮れの鍋ことことと冬に入る」では郁子さんと私の「あったかいんだから~」というクマムシの歌まで飛び出しました。
来月はもう今年最後の忘年句会。お題は「牡蠣」となりました。
コメント
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