575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

花札に薄のありや勝負時   智恵

2015年11月03日 | Weblog
花札の中のすすきは想像が及びませんでした。
びっくり、と郁子さん。

花札遊び。薄はあったかな?よし!勝負!
そんな風景が浮かんできます。

花札は、外国のカルタを日本風にアレンジしたもの。
一年十二カ月。日本の四季の植物が描かれています。
一月から松・梅・桜・藤・菖蒲 (あやめ) ・牡丹 (ぼたん) ・
萩 (はぎ) ・薄 (すすき) ・菊・紅葉・柳(雨)・桐。
十二月の桐は「ピンキリ」の「キリ」からとか。
しかし、十一月は「柳(やなぎ)」です。
雨の中、小野道風が柳に飛びつく蛙を見ている図。
なぜ十一月なのか?不思議です・・・

花札の薄は季語なのか?意見の分かれるところです。
厳密には季語ではありませんが、
私はこの会の題詠ではOKと考えています。(遅足)

         

応答の一日一句

  若者の教養嘆く文化の日     孝

  日本語の本平積みに文化の日   亜子


コメント
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