575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

世界遺産の島    遅足

2015年11月17日 | Weblog
日本列島から1000キロ南。緯度はちょうど沖縄と同じ。
最高気温は28度くらい。最低も20度を下回りません。
日射しはきつくて、帽子とサングラスは欠かせません。
空気はからっとしているので、日陰にいれば気持ちが良い。
透明で美しい海では泳いでいる若者の姿も。
光りの島という印象です。(雨が降ったらどうでしょうか?)

小笠原の島々は、一度も大陸と地続きになったことがありません。
長い時間をかけて、動植物は独自の進化をしました。
それが世界自然遺産に登録された理由です。

写真は「タコノキ」の実です。
小笠原の島は溶岩で出来た島。土の層が薄く木は根を深く張れません。
そこで蛸のように足を何本も持っていることから命名されたもの。
タコノキも独自の進化を遂げた木です。
よく見たら、タコノキの幹にはごきぶりホイホイが・・・?
グリーン・アノールという緑のトカゲを捕獲するもので、
小笠原の珍しいカタツムリを食べてしまう天敵だそうです。

観光客には、天国のような島。
静かな生き物の生存競争が繰り広げられているようです。

渚で緑に輝く小石を拾いました。

  てのひらにとればたちまち光あせ石は記憶を失いてゆく



コメント
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