575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

あの土手へ一足飛びや土筆摘み  竹葉

2020年04月08日 | Weblog


幼い頃から70年、ほぼ毎年ずーと土筆を取って食べてきました。
犬が来ない所、農薬のない所を探すのが我が家の春の行事です。
その時必ず故郷の堤防の土筆の生え場所を思い浮かべています、と作者。

一足飛びや、は実際の土手に一足飛びにゆく、とも
思い出のなかの土手へ一足飛びとも読めるんですね。
「あの」土手の「あの」という表現。
具体的で抽象的でもあり効果的です。(遅足)
コメント (1)
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