575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

4月句会の結果です。   遅足

2020年04月15日 | Weblog
4月句会はごらんのような結果となりました。

題詠「風光る」
1 疾走の人馬一体風光る(亜子)等・静荷・佐保子・郁子・竹葉・狗子
2 ここよりは石と死の街風ひかる(遅足)千香子
3 莢かかげカラスノエンドウ風光る(静荷)能登
4 風光る町を待つなり世界中(佐保子)
5 二世帯の新表札や風光る(晴代)結宇・麗子・静荷・郁子・千香子・すみ
6 風光る露人の墓標帰れるや(結宇)すみ
7 釣り糸を放つ水面や風光る(麗子)殿・紅・千香子・晴代・泉・遅足・亜子
8 風光る新(さら)の自転車新のベル(郁子)結宇・麗子・佐保子・竹葉・泉・狗子・すみ・遅足・亜子
9 おさなごの震える柔毛風光る(能登)等・亜子
10 風光る竹の擦り合う音楽し(泉)佐保子
11 手作りの弁当広げ風光る(すみ)
12 誰を待つ 揺れる三つ編み 風光る(紅)能登・殿・竹葉
13 うたた寝の 祖母の童顔 風光る(殿)静荷・紅・郁子
14 風光る画集の旅のボツティテェリ(千香子)結宇・晴代・遅足
15 ランドセル公園デビュー風光る(竹葉)能登・等・泉
16 風光る煉瓦の母校飛花の中(等)殿・紅・狗子
17 日本丸満船飾の風光る(狗子)麗子・晴代

自由題
1 対角線切るや燕(ツバクロ)胸白し(竹葉)結宇・麗子・静荷・紅・郁子・千香子・晴代・亜子
2 花籠の送られ来たり巣立鳥(千香子)佐保子・竹葉
3 空と海 縫いあげてゆく 春驟雨(殿)等・静荷・紅・すみ・遅足
4 ここにあり主張の枝垂れ桜かな(麗子)泉
5 春満月手配書じっと見る漢(をとこ)(等)能登・すみ
6 石仏の ささめきあまた 風眩し(紅)殿・遅足
7 浮かれ気分宙ぶらりんに春の行く(郁子)結宇・竹葉・晴代
8 水鳥は風と光を蹴って発つ(遅足)能登・千香子・泉・狗子・亜子
9 四月馬鹿と一蹴したきウイルス禍(静荷)
10 チューリップ死にたくないと病める夫(佐保子)等・郁子・千香子・亜子
11 満開の桜は知らずコロナの禍(亜子)麗子・能登・佐保子
12 桜咲くブルーシートなしの一人勝ち(泉)
13 弔問の帰路ふりそそぐ花吹雪(晴代)結宇・等・静荷・郁子・泉・狗子・すみ
14 ミモザあればミラノの女史に航空便(結宇)佐保子
15 空一面花ふぶき湧き溺れたり(能登)麗子・殿・狗子
16 若芝をひたすら摘まむ幼子や(すみ)殿・紅・竹葉・晴代・遅足
17 万愚節であってほしいコロナ厄(狗子)


コメント
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