お年寄りの顔なら、苦労の皺があるとか、西日が当たるとか
そんなワードを組み合わせてしまいそうですが、
瑞々しい「風光る」という季語を合わせました。
しかも、祖母の寝顔が警戒心のないわらべのようだという
作者の慈愛の気持ちも感じられます。
意表をつかれて選句しました。
私も老境に入るお年頃となり、(笑)
結局、また子どもに帰っていくのかなと思います。
それとも、実のところ素の部分は変わっておらず、
年取るごとにしがらみがとれ、
幼い頃の原体験や気持ちが蘇る。そして
それが自分を支える宝物だったりするのでしょう。
前のブログで、麗子さんが
ご自分の自転車にブルースカイと名付けたなんていうあたり、
私も、共感を覚えます。
句の解釈が私的に傾いて浅過ぎるかもしれません。
また、ご指摘ください。
新型コロナ感染拡大を防ぐため、
人との接触を八割減らすため
お店の業種の区別、必需品の購入方法、
行って(やって)いいこと悪いこと、
国や地方のトップとのやりとりは細か過ぎるほどです。
遠足前日。限られたおやつの金額をめぐり、
先生と必ずやっていた問答。
「バナナはお菓子ですか?袋菓子をばらして持っていくといくら?」
を思い出す私など、まだまだ幼児性が残っていますか。
そして同時に
「君たちは、罰則を決めないと決まりを守れないのですか?」
と寂しそうににおっしゃる先生の顔も浮かんでくるのです。
郁子