575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

竹林でコツンとあたる春の音  泉

2021年04月16日 | Weblog

竹林で」がすこし場所説明となってしまい気になりましたが

コツンに魅かれました。カタカナ表記も感触がいいですね。

コツンという音は、耳でなく手の感触でわかる音、

音があたるという表現も新鮮です。

本当にタケノコを掘りあてた人にだけわかるうれしい「音」かもしれません。

 晴代さんも

「春の音がいいですね。自分なりの春の音を楽しみます」

とコメントを寄せてくださいました。

 

 春を感じる音って何があるでしょう。

鳥のさえずりや、雪解け水のせせらぎといった以外のもので・・

意外に浮かばないものです。

自然界が一気に活動を開始するため、花や生き物といった視覚的な事物や、

年度替わりの行事・心情的なものが満ち溢れていて、どうしてもそちらに関心が

行ってしまいます。

 

 私の身近な音は生活音。

お隣さんがぽんぽんと布団を叩く音、

旋回する飛行機から聞こえる宣伝、

遠くからとぎれとぎれにうなる機械音

 うーん、どれも春ならではという気がしないか・・

 

コロナ禍での不安やいらだちのノイズをよけて

五感で感じる私なりの春の音を探しています。 郁子

 

コメント
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