575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

鯱留守の天守の低し春の雨  晴代

2021年04月23日 | Weblog

 

いつもお城をみている作者ならではの観察眼ですねと麗子さんが指摘されました。

尾張名古屋は城でもつ。シャチのない天守が精彩を欠いて見えたのでしょうか。

 

等さん: 名古屋城の金シャチがおろされ、天守閣が低くなったニュースですね。

低くなった空からの“春の雨”と上手くマッチしています。

 

能登さん:春雨を見上げてみれば名古屋城、鯱が無いだけで低く感じられます。見事です。

 

須美さん:鯱鉾が天守から降りた事を留守と表現しているのが面白い。

 

泉さん:普段は高い所にある鯱が下に降りてきて春の雨にうたれている。

 

そうでした。名古屋城のシンボルともいえる金シャチは、今、疫病退散と復興を願って降臨し

名古屋・栄で特別展覧されています。7月11日までだそうです。

閲覧料500円はいかがなものかと麗子さんのコメントもあり笑ってしまいましたが、

ご利益があるならば、お賽銭と考えてもいいかもしれません。

 

亜子さんは

「天守の低し」で名古屋の時事句として面白い!とコメントされました。

明後日、まん延防止等重点措置のもとでの名古屋市長選が行われます。

金のシャチホコも、名古屋の未来に眼を光らせていることでしょうね。郁子

 

 

コメント
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