575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「春の雨」メール句会の結果発表です。

2021年04月21日 | Weblog

早くも初夏の陽気となりましたが、メール句会ではいろんな春の雨が降りました。

郁子さんが圧勝でした。「ボールひとつ」が11票で「〇十一」でした。

おめでとうございます!

では結果をご覧ください。

 

「春の雨」2021・4月

  1. 艶々と灯籠二つ春の雨 (須美)泉
  2. 春霖や魁夷の白馬けぶる池 (能登)亜子
  3. 銅像の指さす未来春の雨 (亜子)晴代 千香子
  4. 三本指突き上げたまま春の雨 (竹葉)結宇
  5. 鯱留守の天守の低し春の雨 (晴代)等 麗子 郁子 能登 佐保子 須美 亜子 泉
  6. 舞ふ阿修羅長き手妖し春の雨 (等)郁子
  7. 春時雨 遺影となりし 叔母の笑み (殿)等 紅 竹葉 遅足
  8. ボールひとつ置き去りしまま春の雨 (郁子)結宇 等 紅 竹葉 麗子 晴代 能登 遅足 佐保子 千香子 殿
  9. 春の雨ジョージア松の下に仰ぐ(アグ)(結宇)遅足
  10. リフォームの一休みなる春の雨 (麗子)結宇 晴代 泉
  11. 春の雨歌声高く「花は咲く」 (千香子)
  12. 蕾打ち 目覚め促す 春驟雨 (紅)竹葉 能登 須美 殿
  13. 菜種梅雨もも色の道静かなり (泉)紅 麗子 千香子 殿
  14. 寝言にもママアと呼べり春の雨 (佐保子)郁子 須美
  15. 牡丹花を見納めとして春の雨 (遅足)佐保子 亜子

 

自由題

  1. 春光にさそわれし朝のどかなり (泉)
  2. この空の果ての銃声花仰ぐ (亜子)紅 竹葉 麗子 遅足 佐保子 泉 
  3. 藁咥えポストにスポッ春の鳥 (竹葉)結宇 能登 泉
  4. 桜散り明治と読める兵の墓 (結宇)等 晴代 能登 遅足 佐保子 千香子 亜子
  5. 解体の瓦礫の庭に一本桜 (等)
  6. 吾子の笑み 鉄路まっすぐ 春悲し(殿)紅 須美 泉
  7. しゃぼん玉舞う呉服座の幟旗 (郁子)結宇 麗子 佐保子
  8. はくれんがあめの光にぬれている (遅足)郁子 殿
  9. 春愁や切り抜きふえる小引き出し (晴代)結宇 等 麗子 郁子 須美 亜子
  10. 若芝の球吸い込むやスッと消え (須美)竹葉 殿
  11. 独活の字や孤高の香り白き肌(麗子)郁子 千香子 須美 亜子
  12. 手作りの絣の手甲なすの花 (千香子)等 能登
  13. 二人きり 藤のかんざし 頬染めて (紅)
  14. パステルの化粧うっすら山笑う (能登)紅 晴代 千香子 殿
  15. 桜散る我も散りたしなどおもふ (佐保子)竹葉 晴代 遅足

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする