蝶ではなく「蝶番」というところに魅かれちょっとシュールな句だと思いました。本当は蝶のつがいが飛んでいたのでしょうが。。。
でも遅足さんの俳句なのでここはちょうちょではなく金属の「蝶番」と詠んだ方が面白いかも知れません。
いただいたコメントです。
千香子さん:最初蝶が飛んでくると詠んでしまい。蝶番??
金子兜太の 庭中に青鮫がきている の句に出会ったとき、びっくりしましたが、
この蝶番もあり得ないことなのに、どうして引っかかるものがあるのでしょう。
扉は蝶番がなければただの板、身近なところでなくてはならないのが蝶番、
などと考えなくていいのでしょうね。
殿さま:季重なりでしょうか。
しかし、他句と比べ晴々とした開放感を読み手に与えます。
能登さん:一瞬、チョウツガイが空を飛ぶ?と勘違いさせそうな句。それがおもしろい。
奥様の佐保子さんによりますと、遅足さんは最近デイサービスやショートステイを利用されているそうです。庭を見てうつらうつら。こんな俳句が生まれて来るようです。
リハビリ中でも遅足さんらしさはちっとも失われていませんね。麗子