575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

たまゆらに 虹たちのぼる 如露の先 <殿>

2021年06月06日 | Weblog

拙句の「たまゆら」とは少しの間という意。ところで、6月といえば梅雨の季節。本来は雨が続き水に満ちる筈。しかし、陰暦では「水無月」<みなづき>。これは「な」の音に「無」が当てられたといわれています。日本人は当て字が好きなのでしょう。10月の「神無月」<かんなづき>も同じ理由。西洋暦の6月はローマの女神「ユーノ」が語源。女神ユーノはプライドが高く嫉妬深い女神としてされています。欧米で6月に結婚式が多いのは梅雨のない気候のせいと思っていました。しかし、違う意味がある気もしてきます。とまれ、季節の移り変わりを表す陰暦の方がどこか詩的。やはり、俳句には陰暦の方が似合うようです。

コメント
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