575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

指揮棒に瞳集めて初夏の歌  亜子

2021年06月10日 | Weblog

自由題で高得点を得た亜子さんの俳句。

合唱団の指揮者でしょうか?皆の心とタイミングがひとつになって団員の瞳が集中します。

「初夏の歌」は「夏は来ぬ」でしょうか?

今はコロナ禍でなかなか合唱の練習や発表会もできなくなっています。いろんな芸術鑑賞ができないのが一番つらいです。この俳句はコロナの前の思い出のシーンのように思えました。また気軽にコンサートに出かけられるようになる日を心待ちにしています。

では皆さんのコメントをご紹介します。

能登さん:子供達の合唱風景でしょうか。瞳集めてが、いいですね。

泉さん:可愛らしい歌声が今にでも聞こえてきそう。

須美さん:瞳集めてが好き。真剣さが伝わる。

紅さん:瞳集めてという中七が好きです。

 

皆さん、中七の「瞳集めて」という表現に魅かれています。そして子供たちの真剣な表情や澄んだかわいい声まで聞こえて来る秀句ですね。

今このブログを書いていて、ユーミンの「瞳を閉じて」という曲が聞きたくなりました。

確か長崎五島列島の中学校の校歌になった曲です。どこまでも青い海が目に浮かびます。

瞳には不思議な力がありますね。麗子

 

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