575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

置き去りの骨の慟哭終戦日  亜子

2021年09月09日 | Weblog

毎年8月には必ず戦争の俳句を詠んでおられる亜子さん。海外で戦死された方240万人のうち115万人の遺骨は収集されず今もなお海外に残されているままです。終戦から76年。置き去りにされた遺骨を一日も早く収集してあげたいです。沖縄の埋め立ての問題もあります。「骨の慟哭」という何とも言えない表現をされた作者の力強いメッセージと平和への祈りが感じられます。

皆様からのコメントです。

郁子さん:埋まっている骨は日本人だけではない。愚かなことをしたものです。

 詩人 竹内浩三 骨のうたう をおもいだしました。

千香子さん:辺野古を埋め立てる土砂のことで、遺骨が混じっていると話題になっていたのを思い出しました。生を絶たれた人たちの無念さが伝わってきます。

晴代さん:一刻も早く故郷へと願います。

             ★★★

この夏「ピースあいち夏の戦争体験を聴くシリーズ」をズームで拝聴しました。亜子さんのご主人も語り部として長く子供たちに自らの戦争体験を語っておられました。残念ながら昨年亡くなられましたが、その戦争体験の語り継ぎ手のボランティアが新たに誕生し、生前の活動の様子が動画で紹介されました。真剣に聞き入る子供たちの姿が目に見えるようでした。二度と戦争を起こさないようにという平和への強い思いはこうして引き継がれています。俳句の世界でも決して忘れてはいけませんね。麗子

 

 

コメント (1)
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