575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

9月・音句会  結果発表です!

2021年09月22日 | Weblog

兼題 テーマ「音」

  1. ブザー鳴る急ぐ看護師長き夜や (須美)能登 結宇
  2. 朴の葉の 錆ゆく音に 秋気満つ (殿)泉 佐保子 紅 亜子 須美 郁子 
  3. 8月15日音より先に機影消ゆ (結宇)
  4. 車椅子になりて一年虫すだく (佐保子)等 結宇 千香子 晴代 亜子
  5. 亡き夫の釘打つ音や秋晴れて (亜子)竹葉 遅足 結宇 麗子
  6. 西瓜をはじく音のいふ甘さかな (千香子)泉 須美
  7. 秋の庭 水琴窟の 音微か (紅)佐保子
  8. 白秋や墨磨る音の清らかさ (麗子)竹葉 能登 遅足 佐保子 紅 千香子 郁子
  9. 吾が耳に虫は鳴かずや蚯蚓鳴く (等)晴代
  10. ころころと音の聞こえぬ芋の露 (能登)泉 晴代 亜子
  11. 葉鶏頭声は通れど無音の家 (晴代)千香子 須美
  12. 透きとほる月のひかりのそそぐ音 (郁子)殿 竹葉 能登 遅足 麗子
  13. 秋の色帰りを告げる音さみし (泉)
  14. 桜紅葉過去しゃらららと巻き戻し (竹葉)殿 等 郁子
  15. 十月は開くと青い音がする (遅足)殿 紅 麗子

 

自由題

  1. ひつじ雲 群消えゆきて 宇宙見ゆ (殿)泉 竹葉 遅足 結宇 紅 亜子 須美
  2. 萩碗に指温まれば虫の声 (結宇)能登 千香子 晴代 亜子
  3. 赤トンボ水平に飛ぶ雨上り(佐保子)泉 麗子
  4. 「もう秋」と婆の指さす赤とんぼ (等)殿
  5. 音もなく秋蝶ひらり舞い降りる (麗子)
  6. 新涼や常より軽き花鋏 (亜子)遅足 佐保子 結宇 千香子 麗子 須美
  7. 調律師葉月の雨の過多をいふ (千香子)殿 等 紅 晴代 郁子
  8. 己書<おのれしょ>に 放つ夜長の カタルシス (紅)竹葉 佐保子
  9. 新生姜真白き肌に紅をさす (須美)殿 竹葉 能登 紅 亜子 郁子
  10. 空の色我が色に染む秋あかね (能登)結宇
  11. 秋冷や博多人形影の濃き (晴代)遅足 佐保子 等 郁子
  12. 秋高し鳩の鳴き音に歩を合わせ (郁子)須美
  13. 夕陽浴びかがやくススキ伊吹山 (泉)千香子 晴代 麗子
  14. 秋の夕はぐれ烏や森を背に (竹葉)泉
  15. 秋の航蒼き悲鳴を残しつつ (遅足)能登

     

「音」句会はいかがでしたか?

トップ賞は兼題 麗子さん  自由題は 殿さまでした  

おめでとうございます!!

 

コメント (3)
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