今日は重陽の節句です。
ようやく「秋気」を感じるこの頃、朝刊をとりに玄関から一歩踏み出す瞬間が楽しみとなりました。早起きならでは味わえる爽やかな瞬間です。
この句からは、清涼な朝に新聞に見入る作者の知的な横顔が想像されます。
コメントの紹介です。
結宇さ: 朝一番の朝刊、印刷の香りとも楽しみですよね。秋となり、静かな朝でしょうか。
泉さん: 夏も終わり、世間が静かになり、いつも読む朝刊もめくる音がする。
他に竹葉さん、晴代さん、遅足さんもとっておられます。
秋の訪れとともに、しだいに遠ざかるものも。。
秋扇カバンの底に潜りおり 須美
能登さん: 「潜りおり」がいいですね。
泉さん: 夏によく使った扇子もいつの間にか忘れてカバンに入ったままの様子がわかる。
亜子さん: まさにその通りで私のハンドバックにも扇子が潜んでいます。、
秋扇 秋団扇 秋簾・・季節が移りだんだん不要になるものに着眼するのも俳句の魅力かと思います。
そういえば、夫の部屋の簾は一年中掛けっぱなし。「目隠し」の役割もありますが何年になりますか・・
年季の入った色となり記録更新中。そろそろ簾の別れですかね。 郁子