２０２２．９月兼題「朝顔」
- 今朝の分ひらき朝顔空ひろげ （晴代）遅足・佐保子・麗子
- 朝顔や目覚め競ひしはるかな日 （亜子）晴代
- 朝顔の萎れし花に雨の真珠 （等）泉
- 朝顔や寄り所なく蔓ゆれて （千香子）能登・佐保子・須美・郁子・泉・竹葉
- 亡き母の朝顔の種茶封筒（須美）等・能登・遅足・千香子・麗子・結宇・亜子・竹葉
- 朝顔や種落ちて咲く野の花に （泉）佐保子・千香子・結宇
- 藪を這うアサガオ蔓に磁力あり （郁子）晴代・須美・泉
- 色水のために朝顔あつむる児 （佐保子）等・晴代・遅足
- 朝顔の生き急ぐごと五つ六つ（麗子）結宇・亜子
- 朝顔のアパート上る（のぼ）一人部屋（結宇）等・能登・千香子・郁子・竹葉
- 永い夏耐え朝顔の健気かな （能登）須美・麗子・亜子
- 朝顔のしぼみし皺に露光る （竹葉）郁子
自由題
- 島は秋オリーブ色のポストかな（千香子）等・晴代・麗子・結宇
- 名月やかかる岐阜城シルエット（泉）佐保子・千香子・麗子・竹葉
- 長良川篝火揺れて山に月 （郁子）須美・泉
- 団子手に名月何処と探しをり （等）能登・遅足・亜子
- 朝ごとの雲との対話秋涼し（亜子）等・晴代・遅足・須美・千香子・麗子・泉・竹葉
- 校庭に嘉助呼ばわる二百十日 （結宇）佐保子
- 秋暑し赤子じっとり腕の中 （須美）結宇
- 幾百の法師蝉啼く雨上り （佐保子）能登・郁子・泉・竹葉
- 哀しみを抱えて過ごす晩夏かな（麗子）能登・佐保子・郁子・亜子
- 無残やな盛りを伐られ百日紅 （晴代）等
- コロナ禍の不義理を詫びて墓洗ふ（能登）晴代・遅足・須美・千香子・郁子・結宇・亜子
- 風呂に入り吾を呼ぶ虫の声高し （竹葉）
いかがでしたでしょうか？いろんな朝顔が花開き、しぼみ、種をつけました。トップ賞は兼題が須美さん、自由題では亜子さんでした。おめでとうございました！！
