575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

朝顔のアパート上る一人部屋  結宇

2022年09月29日 | Weblog

我が家のご近所にも二階のベランダまで蔓をのばした朝顔があります。暑い最中、青、紫、赤と色とりどりの花をたくさんつけて目を楽しませてくれました。今は随分花は少なくなりましたが、まだ咲いています。そのお宅は数年前、奥様を亡くされご主人が一人暮らし。毎朝その花から元気をもらっておられるようです。朝顔の力強さ、楚々とした美しさ。午前中だけの短い花の命ですがあたりを明るくしてくれますね。

結宇さんのこの句は、単身者のアパートでしょうか?一人暮らしの部屋に少しでも彩りをと大家さんが植えた朝顔かも知れません。朝顔の勢いが感じられます。

皆さんのコメントです。

等さん:朝顔の花も昔とは様子が随分変わりました。多分この部屋の朝顔も寂しいものでしょうね。

能登さん:一人部屋の住人が気が付かないうちに、朝顔が上って行ってしまったのか、それとも一人部屋へ向かって上っているのか、色々想像できて面白い。

千香子さん:朝顔に癒されている人の顔が浮かびます。

郁子さん:朝顔の生命力はすごいです。一人部屋には学生かまたは男の一人住まい?花とは無縁な殺風景な男所帯の気がしてくすっと笑える。

竹葉さんも採られています。

           ★★★

季節は進み、朝顔からコスモス。そしてあぜ道には曼珠沙華がいつの間にか咲いています。

花との対話も楽しみたいものです。麗子

 

 

 

 

 

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