朝顔は蔓を伸ばし何かに巻き付きながら成長します。
お手本のような写生句ですね。こちらもたくさんの票を集めました。
能登さん: 「寄り所なく」が良いと思います。
須美さん: 蔓の様を寄り所なくと表現した所が面白い。
泉さん:: 蔓を巻きつかせる支えがなくて、ゆらゆらと揺れている。
佐保子さん、竹葉さん、私もいただきました。
何かにつかまろうと空をまさぐる蔓が風に揺れる・・
「寄り所ない」という言葉を選択することで秋の寂しさやご自分の心の揺れを見事に表しています。
同じく蔓に焦点を当てた私の句。蔓の先端に生への執着、生き物の頭脳というか力が結集しているように思いました。
藪を這うアサガオ蔓に磁力あり 郁子
晴代さん: 蔓に磁力ありとの見方がよい
須美さん: 磁力ありが面白い。
泉さん: 地面を這う植物は強い!
アサガオの表記は漢字がよいのではとご指摘いただきました。
確かにカタカナでしたね。漢字が続くと「蔓」が目立たないかなと迷いました。
横書き表記にするからでしょうか。 郁子