キャベツ句会いかがでしたでしょうか?キャベツが夏の季語で、甘藍という言葉も初めて知りました。身近な野菜ですが俳句にするのは難しかったという声が多かったです。
そんな中見事にトップ賞に輝いたのは、能登さんと童子さんでした。お二人とも甘藍という言葉を使い、大きな景を詠まれました。まず能登さんの句。
渥美半島の名産はキャベツ。キャベツ畑のうねりと太平洋の波の一体化がいいと思いました。
容子さん:キャベツ畑の迫力ですね。外海ならではの激しい波にも負けない風景。
晴代さん:畝を海に見立てて面白い。
須美さん:「うねり波くだく」がキャベツ畑の壮観な様子をよく表している。
泉さん:渥美半島をドライブした時に見たキャベツ畑に感動したのを思い出した。
キャベツ畑と海。そしてこちら立山連峰の剣岳です。
甘藍の畝いく重にも剣岳 童子
富山出身の童子さん。これは実景なのでしょう。こういう句がさらっとできるのはすばらしいですね。
竹葉さん:キャベツ畑の景色、安曇野からは無理だし何処かしら。。。剣岳がいいです。
千香子さん:高原地帯に青々としたキャベツ畑 雄大な景色が浮かびました。
泉さん:高原野菜と山々が浮かぶ。
亜子さん:◎の句。 甘藍の畝が高原のふもとにあるのか。大きな景を詠まれたのが見事。剣岳とキャベツの組み合わせの妙。
★★★
トップ賞二句はどちらも壮観でした。私は一面のキャベツ畑を見たことはないのですが、お二人の俳句から幾重にも重なる波のようなキャベツ畑が目に浮かびました。
明日は視線を手元に写した句をご紹介する予定です。麗子