575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

こしあぶらこごみたらの芽天つゆと 千香子

2023年06月16日 | Weblog

栄養価が高く身体によいとされる植物の芽が勢ぞろいです。リズムもよいですね。

いそいそと食卓を用意する様子が浮かんできます。

 

泉さん: 春の山菜天ぷら,美味しそう!

 

今年、こしあぶらを初めていただきました。山菜の女王と言われているのだそうですね。 ほろ苦さが身体に染み渡るようでした。

「私は断然、塩派です」と言うのは麗子さん。「この句、下五が天つゆでなく(塩でいく)ならとっていました。」 だそうです。(笑)

 

  あじさいの水をあつめてまず一花  遅足 

 

竹葉さん: ぼちぼち紫陽花の花が白っぽいつぼの中に色付いてきたのが一つふたつでてきましたが、それを「水を集めて」とは梅雨の近い感じがしていいと思いました

童子さん、佐保子さん、私もいただきました。まず一花という表現がとても新鮮でした。

投句の頃はちらほらだった紫陽花が今満開です。あれから花数を増やし色を変え静かにまどろみながら雨の雫を受け止めています。

 

  

今月のお題「キャベツ」句も揃ってきました。

気持ちが沈みがちなこの時期.ですが、今日も良い発見がありますように。

季節は確実に進んでいます。 郁子

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする