(キャベツはどうしても料理しか思い浮かべられず、お粗末な句になりました)
と投句された竹葉さんですが、何をおっしゃいますか!!
高得点の秀句です。メインのお料理をひきたて、お皿の上のキャベツが上機嫌でいるのだなと思うと食卓全体を優しい気持ちで満たしてくれます。
童子さん: 上機嫌が素敵♡
千香子さん: 南極越冬隊の 人気1位のメニューが千切りキャベツということを聞いて キャベツの千切りで 作ろうと思ったのですが 。エビフライのそばに キャベツが あり 子供が 上機嫌で という 様子がうかび 選びました 。
麗子さん: キャベツが上機嫌とは!上五の「ふわり添ふ」の擬人化も面白い。
亜子さん: 千切りキャベツを切る時の楽しさ。メインデッシュの横に盛ってふわっとできた時の嬉しい気持ち。「上機嫌」という言葉が俳句の世界ではあまり出会わないので新鮮だった。
その亜子さんは、今回の題詠「キャベツ」の提案者です。「意外に難しかったわね」と軽やかに笑われたそうです。
その亜子さんの句
刻まれて小さき幸積むキャベツかな 亜子
まな板に積みあがる千切りキャベツの山をご覧になって厨(くりや)仕事の中の小さな幸せを感じたのだとか。
童子さん: 幸積むが素敵♡
晴代さん: 団らんの食卓 幸積むがよい
「ふわり添ふ」も「幸積む」も作者の優しい眼差しがキャベツの上に注がれています。
千切りに踊るキャベツの狂想曲 郁子
泉さん: 楽しそう。
童子さん: 狂想曲が素敵♡
私は、ランチ時のお店の厨房か大慌てでつくる夕餉の支度を思い浮かべました。運動会さながらの高速切りからこんな句もできました。
千切りはクシコスポスト舞うキャベツ
ストレス解消でひたすら刻むという友人もいました。
切り方で味は変わりそうです。かなり尖った味になるかも。郁子