575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

高原の空気孕んだキャベツかな  麗子

2023年06月29日 | Weblog

キャベツはヨーロッパ原産で明治末より一般に普及したそうです。春キャベツは軟らかくて巻きもゆるいので、長野から来た高原キャベツの「空気孕んだ」という表現にしてみました。

竹葉さん:嬬恋村でしょうか。。高原の空気孕んだが美味しそうでいいですね。

容子さん:温暖な地域だけではなく、高原キャベツもありました。夏でもひんやりした空気を、葉の内に。

晴代さん:空気を孕むと思いがけない視点。

 

ありがとうございました。

そんなキャベツも値上がりしました。

   キャベツ剥ぐていねいに剥ぐ高騰下  晴代

何もかも高騰する物価。キャベツの一枚も無駄にできないと思い丁寧に剥ぐ様子が見えました。

須美さん:「剥ぐ丁寧に剥ぐ」が高騰をより一層感じさせている。

郁子さん:買い物している人ならではの句。キャベツの芯も甘くて美味しいですよね。

亜子さん:野菜が値上がりしている。時事句であり実感がある。

         ★★★

目には見えないキャベツの中の空気と、値上がりという目に見える実感の句。二つをご紹介しました。さて、また長雨で野菜が値上がるかな?キャベツ大好きなんですけど。。。麗子

コメント
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