575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

9月「秋の虹」 結果発表!

2023年09月20日 | Weblog

2023年9月「秋の虹」

  1. 移りゆく色を集めて秋の虹 (能登)竹葉 須美 晴代 麗子 郁子 亜子
  2. 秋の虹日々の境が滲みたり (容子)童子 晴代 千香子
  3. 秋の虹逢いにゆけるか黄泉国(よもつくに)(晴代)泉 容子
  4. 十年前(ととせまえ)の鈴鹿の山の秋の虹 (佐保子)容子
  5. 夢で逢い夢で別れて秋の虹  (亜子)遅足 能登 童子 麗子 泉
  6. 秋の虹ほほえむ父母よ消えてゆく (泉)
  7. 朝の庭自在にかける秋の虹 (千香子)佐保子 竹葉 容子
  8. 戦場の秋虹曇る両の端 (竹葉)遅足 童子 亜子
  9. 湖がふっと吐きだす秋の虹 (遅足)能登 須美 千香子 郁子
  10. 秋の虹城より出て掘に消ゆ (須美)遅足 麗子
  11. 制限の見舞いの帰り秋の虹 (麗子)竹葉 須美 晴代 千香子 郁子 亜子
  12. ふと立ちてはて?と忘れり秋の虹 (郁子)佐保子 能登
  13. 秋の虹消えても我の番は来ず (童子)佐保子 泉

 

 

自由題

  1. 今生のスーパーブルームーンかな (亜子)佐保子 能登 容子
  2. 民藝の若き主が集う秋 (容子)千香子
  3. 一歩出て押しもどされる暑さかな (晴代)竹葉 童子 麗子 亜子 泉
  4. 秋暑しチャイムを前にセールスマン (千香子)遅足 能登 郁子
  5. 浴槽に鉦叩きの声待ちわぶる  (佐保子)晴代 千香子
  6. 白き米噛む度浮かぶ稲田かな (竹葉)郁子 亜子 泉
  7. のうぜんや街路樹一本包囲せり(能登)佐保子 晴代 千香子 容子
  8. 幾柱虹を鎮(しず)めし北の海 (遅足)
  9. 葡萄剥き爪紫に甘露落つ (須美)能登 童子 麗子
  10. おおつぶのぶどうほおばりあっぷっぷ (郁子)遅足 須美
  11. 赤とんぼ夕日に染まり鬼ごっこ (泉)
  12. 嵐の夜蔓に止まりし秋の蝶 (麗子)佐保子 竹葉 須美 童子
  13. 亡き父の表札下ろし蝉しずか (童子)遅足 竹葉 須美 晴代 麗子 郁子 亜子 泉 容子

 

 

兼題トップ賞は 能登さん麗子さん

自由題は 童子さんでした。  おめでとうございます 

コメント
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