「秋の虹」句会、いかがだったでしょうか?なかなか虹を見ることが出来ずに難しかったという声もありました。七色ならぬ十三色の色が集まりました。秋の虹は色も淡く、はかなく消えていくので哀愁が深いということで、別れた人を慕う句が多かった気がします。
そんな中、トップ賞になった能登さんのこの句。はかない秋の虹の色を集めたという表現に魅かれました。刻々と移りゆく感じが兼題にふさわしいと思いました。
竹葉さん:「移りゆく」が秋の感じがでてて美しい句だと思います。
須美さん:移りゆく色を集めてが好き。
晴代さん:“色を集めて”が色濃くなってゆく秋をおもわせる。
郁子さん:紅葉の季節、様々な秋色を集めた虹もいいですね。移りゆく色というのがいいですね。
亜子さん:◎の句。虹の七色を、移りゆくと表現したところが素晴らしい。はかない色が秋の虹とぴったり。
★★★
私は兼題が決まってから、偶然、秋の虹に遭遇しました。雲と雲の架け橋のように四半分の虹が見えました。俳句にしようと思いましたがなかなか写生句は難しく。。。どうしても心象風景の句になってしまいました。空に虹がかかるとなぜかプレゼントをもらったように嬉しい気持ちになります。消えるからこそいいのですよね。麗子