575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ややこしき話のあとや胡瓜もみ  晴代

2024年09月05日 | Weblog

自由題で圧巻のトップ賞だった晴代さんの句です。

どんなややこしい話があったのでしょう?悶々とした気持ちをキュウリの塩もみをしながら反芻している様子が想像できました。

能登さん:手慣れた作業がモヤモヤを解決。しかし、胡瓜もみは、意外、新鮮。

竹葉さん:胡瓜もみの「もみ」がややこしい話になんか呼応してる感じでいいと思いました。

容子さん:対比が素晴らしいです。

郁子さん:俳句のお手本のようです。何か気持ちを整理したり、無心になれる台所仕事はいろいろあると思いますが「きゅうりもみ!」それがあったね!と思わせる秀句と思います。

童子さん:ややこしき話…なんなのか。「胡瓜揉み」と、気持ちをサッパリと切り替えている様子、または切り替えようとしているのが面白い。胡瓜が良い。茄子じゃダメ。

泉さん:ややこしい話を聞いて心を発散させたい、その時のきゅうりもみは最高。

    ★★★

この夏、何度も酢の物に、ポテトサラダ用にと胡瓜の塩もみをしました。薄くスライスした胡瓜に塩をしてしばらくおいてきゅ~と絞って水分を出し。少し歯ごたえが残るくらいが私は好きです。さっぱりした胡瓜もみ。心は乱れていても手作業に集中すると心が整っていくようです。それは一種の「カジュアル瞑想」かも知れません。

それを俳句にされた作者はやっぱり達人だと思いました。ややこしい話は前進したでしょうか?

ようやく朝だけはクーラーつけずに過ごせるようになりました。でもまだまだ日中の猛暑は続きます。今夜も胡瓜しましょうか。麗子

 

 

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1 コメント

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Unknown (郁子)
2024-09-06 16:20:02
これから胡瓜もみするたびに、この句を思い出しそうです
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