575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

天翔るもの燃え尽きる夜の雪 朱露

2008年01月26日 | Weblog

 朱露さんの句についての句会でのお話し。

 天翔るものとは?
 ペガサス?
 ギリシャ神話の登場する翼のある天馬のこと。
 英雄ベレロフォンの愛馬ですが、
 天に昇ろうとするペレロフォンを振り落として自ら天に。
 いまは、北天に出る星座となっていると言われています。

 この句の、天翔るもの。
 ペザサスかも知れません。あるいは人間の夢、希望なのかも。
 それが遂に燃え尽きる夜。
 夢の残骸のような雪が静かに降り始める。

 ロマンに溢れた句、狗さんだけがとっています。

                 (遅足)



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