何に秋の到来を感じるでしょうか。人それぞれと思います。
風であったり雲であったり、草花や虫、水や何かに触れたときの感触であるかもしれません。
思いがけないものや出来事が季語と合わさり、相乗効果で共感を呼び、一句の味わいがぐっと深まります。この句もたくさんの票を集めました。
竹葉さん:良い知らせでないけれど暑さが終わりこれからの季節に期待する感じの「秋立つ」の季語がよく合ってると思いました。
容子さん:秋立つや夫の主治医の転勤す→私の経験では淡々としたものでした。手術など経ていると思いも深いでしょうね。
千香子さん:転勤に不安な気持ちがよく出ていると思いました
童子さん:主治医が変わるのはとても不安なもの。秋立つやにその心情が上手く表されている。
須美さん:夫の主治医の転勤に伴う不安、心細さが伝わる。
詠み手はさらりと「転勤す」と言っているだけなのに、味わう側は作者の心情や背景など多くのものを想像させられます。
季節も春でなく、夏でなく、冬でもない。なんとなく物寂しくなる秋。
「秋立つ」がピタリとはまる良句と思いました。
日本列島の上空、大陸の方からようやく秋の空気の存在が増してきました。
貴重な季節になりそうな秋 気持ちを切り替えて楽しみたいものです。 郁子
私の主治医も以前いきなりの転勤で外来に張り紙のみのお知らせでとても残念だった記憶があります。患者は心細くなりますよね。