早いもので、新潟シティマラソンを走ってから、もう半月が過ぎてしまった。
その3日後に、3kmほど走ったのだが、その後また腰痛が再発してしまった。
先週はそんなことで、走った日は1日もなし。
ならば体を休ませていればいいかなと思うのに、夜中に寝ていて寝返りを打ったときに「痛ッ!」と目が覚めたりもした。
24年前に腰椎の椎間板ヘルニアで手術した身としては、腰痛が悪化したときの苦しみはもっとひどかったから、まだ我慢できる。
急に寒く(涼しく)なったし、加齢とともに味わうことが多くなった「季節の変わり目痛」の一つかもしれない。
だが、もうちょっと痛みがひどくなれば、医者に行こうとは思ってはいる。
でも、今日は、12日ぶりに娘の2.5kmジョギングに付き合って走ることにした。
走ってみると、なんだか娘の方が軽快な足取り。
私の方は、脚の重さを感じて、新潟シティマラソンの後半を思い出すような走りになっていた。
ここ数日間の冷え込みで、走った周辺のサクラやケヤキ、プラタナスなどの木も次第に秋が進んでいることを感じさせてくれた。
足元には、色とりどりのサクラの落葉あり。
サクラ並木は、落葉しつつ、枝に残るのはしだいに赤い葉が多くなってきていた。
ケヤキの木では、すっかり紅葉したものも見られた。
娘が走り終えた後も、私は追加してあと7.5km走り、10km走にした。
木々も周りの様相も、すっかり秋になって来たなあと思いながら、自分の人生も四季にたとえるならかなり秋が深まってきたと言えるのかなあ…。
これから待つのは、厳しい冬しかないのかなあ…。
なんだかさびしいなあ…。
そんなことを思いながら、走っていた。
そんなとき、道沿いにまだ美しい花が目に留まった。
ムクゲの花だった。
ムクゲは、まぎれもなく夏の花。
だけど、夏が過ぎてもまだこうしてがんばっていくつも咲いているのだなあ、とうれしくなった。
自分も、人生の夏が過ぎた、とか、秋が深まる、なんて言っていないで、このムクゲのように秋の中でも花を咲かせていたいものだ。
体にガタはきているけれど、痛みのある部分はあるけれど、まだこうして走りを楽しめるうちが花なのよ。
そんな気分になることができ、ちょっと沈んでいた気持ちが明るくなった。
ムクゲの花も、もう少しがんばって咲き続けることだろう。
私も、もう少しがんばって走り続けることにしよう。
今日のジョギングは、そんな「ムクゲの花に励まされながRUN」であった。