ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

柿の収穫

2023-10-18 21:16:19 | 生き方

埼玉の家には、柿の木があった。

以前は、家の敷地に大きな柿の木が3本あり、小さな畑には2本の柿の木があった。

だから、秋になると何百個も採れて、生きていた義兄が送って寄越したり、近くの保育園に寄贈したりしていたのだった。

義兄がなくなってから、大きな木は管理が難しいので、家の敷地の大きな木は皆切り倒してしまった。

柿の木も3本切ってしまった。

畑の柿の木も、隣接する家の敷地に落ちたり汚したりするので、2本のうち1本を切ってしまった。

残ったのは、1本だけ。

だが、その木も樹勢が弱ってきているので、実る柿の実は少ない。

今年は、猛暑だったので、なおのこと実の数が少ない気がした。

でも、せっかくの秋の実りだからと、娘と収穫しに行った。

低い方の実は、手もぎ。

以前に比べて元気になった娘が、登りやすそうな木の様子を見て、するすると少し登って7個ほど取って寄越した。

あの不安定だった娘の足腰がここまで強くなって木登りする姿は、喜ばしいものだった。

手が届かないところには、秘密兵器があった。

なぎなたのように見える、柿もぎ専用機(?)。

この赤いフックのような部分に柿の実の枝をひっかけ、ひもを下に引くと、刃が出てチョキンと切ってくれる。

最初は使い方がよく分からなかったが、今はもう慣れたので次々と実を落とした。

収穫できた個数は約50個。

30個くらいかと思っていたら、予想より多かったのはうれしいことだった。

 

この柿は、渋柿ではないので、すぐに食べることができる。

さっそく、夕食のテーブルに乗ったのをいただいた。

少し硬かったけれど、今年の初物として、それも楽しみながら食べた。

実って食べられるものがあるって、なんだかとっても豊かな生活だなと思ったよ。

コメント
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