阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

住吉川を河口まで歩く   その3(御影郷)

2009年01月29日 | 神戸あちこち
住吉川の河口から西に歩き出すと、江戸時代からの御影郷の造り酒屋ゾーンに入ります。このあたりには灘の造り酒屋さんがそれぞれ、会社の資料館や記念館を作って利き酒などをさせてくれます。休日には組合が作ったサケロードマップを手に、赤い顔をして気持ち良さそうにいくつもの館を周る人が増えているようです。御影郷の最寄の駅は阪神魚崎駅か御影駅ですが、灘五郷全般の蔵元探訪の詳細はこちら

菊正宗の記念館





こちらは白鶴酒造の本社工場

灘五郷には江戸時代から戦前戦後にかけて膨大な人口が酒造り産業に携わっていました。その子供たちのために造り酒屋の旦那衆が中学校を作ったそうです。一説によると公立の旧制中学校に入学できない多くの子弟の救済の為に作られたらしいのですが、戦後は学区制にしばられないメリットを生かして受験の有名校になっている学校があります。
 
 菊正宗酒造や白鶴酒造の嘉納一族は灘中学・高校、白鹿酒造の辰馬一族は甲陽学院中学・高校を設立しました。灘校の講堂には嘉納一族の1人、講道館の創設者嘉納治五郎の「精力善用・自他共栄」の額が掲げられています。
コメント (2)
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