阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

十三の「やまもと」の“ねぎ焼き”

2012年01月20日 | 食べる飲む
十三の「第7芸術劇場」で中国国内で上映禁止になった映画「無言歌」を見た後、「やまもと」の前の人の列も
終わっていたので、初めて入ってみた。それなりの有名店が映画館の入っているビルの斜め前の空き店に、昨年9月に新規オープンした。
私はイカねぎ焼きを、Ryu兄はブタねぎ焼きをオーダー。旨かった。食べ終わっての二人の感想は同じだった。
「旨いけど950円は高いわ。750円やったら次もまた来るけどなぁ」





映画は国のためになることなら何でも言ってくれ、百家争鳴でいいからと言われて、当時の毛沢東支配共産党を批判した
人々が受けた迫害と苦難を描いている。沢山の人が改善のための発言をしたが、その翌年毛沢東は突然方針を180度変えて、発言者を捕らえ
思想改造という名目で強制労働のため辺境の農場キャンプに送り込んだ。そのためキャンプでは多くの人が病死や餓死をした。
この映画はかろうじて生き残った一人が、鎮魂と記録のために書いた本を原作に作られている。

人は人にここまで酷いことが出来る生き物だと示し、そしてまたその中にも必ず人間の心を持つ人もいることを描いている。
中国と言う国に住む人たちのしんどさは凄いが、それは別に中国だけのものではないことも、別の意味で透けてみえた。

コメント (2)
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