阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

映画「ドローン・オブ・ウオー(原題 グッドキル)」を見ました。殺戮の技法はもうここまで来ている。

2015年10月18日 | 音楽・絵画・映画・文芸
何故か神戸の映画館では上映していない「ドローン・オブ・ウオー」。検索すると梅田の映画館では22時からの上映で終了が24時前。
それでは帰りがしんどいので、JR伊丹駅そばのイオンにあるシネマコンプレックスで18:10からの1日1回上映で観てきました。入場者は5名でした。
阪急伊丹駅で降りてJR伊丹駅まで10年ぶりに歩きました。

ラスベガス近くの砂漠に置かれたコンテナの中からドローンを遠隔操作して、タリバン兵をミサイルで殺していく空軍の制服を着た戦闘機に乗らない軍人たち。
一つの殺戮が終了し相手を殲滅すると「Good Kill」と言ってその作戦の終了を告げる。何度も何度もスクリーンに「Good Kill」が繰り返されて声になる。
そのうち観ているこちらもだんだんその声が辛く聞こえ出す。

そして新たに入隊しこのチームに配属された女性空兵が、何度目かの作戦に従事している途中に思わず「これは戦争犯罪じゃぁないんですか」と。

 主人公の空軍少佐は少しづつ精神を病んでいき、心の交流がとれなくなった奥さんと子供は家を出ていく。

 しかし彼にはまだ家族とつながる明日があることを暗示して映画は終わった。しかしどこからともなく飛んできた爆弾の巻き添えで死んでいくアラブ人の民間人にはそんな明日はない・・。そのことが暗くなった室内でずっと頭に残りました。この映画は事実に基づいて製作されたと初めにスクリーンに出ましたが、映画が終ってからその意味と伝えたいメッセージの事が良くわかりました。物語はドローンをもっとも使用した2010年の頃を描いています。公式サイト

作劇としてのバランスはあまりよくありませんが、この映画が商業映画として製作され上映流通ルートに乗るアメリカはそれなりに凄いと思います。
日本の映画会社は「永遠の0」は製作しても、自国の軍事政策をこんな風にはっきり批判的に描く映画をとても製作しないでしょう。例えそれが政府与党からの圧力であれ自己規制であれ。
シーン数からすると映画は低予算で出来上がったと思いますが、この映画をアメリア国民のために企画し実現したいという強い製作者の意志を感じました。
 戦争もここまで来ると、使用済み核燃料棒を入れたプールが54個もある日本が、もしこの映画の様なドローンとミサイルに狙われたらと思うだけで、その可能性がゼロとは言えないだけに、背筋が寒くなります。


 ネットの作品紹介から⇒遠隔操作で敵地を攻撃する無人機ドローン。人間が直接手を下す事のない、現代の戦争の恐ろしい実態を、ひとりのドローン操縦士の異常な日常を通してリアルに映し出す人間ドラマ。イーサン・ホークが『ガタカ』などのアンドリュー・ニコル監督とタッグを組み、戦場に行かずにしてPTSDに苦しまされる主人公を熱演するアメリカ空軍のトミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)は、ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人機ドローンを遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行している。クリックひとつでミサイルを発射する爆撃は、まるでゲームのように現実感が欠落していた。トミーは一日の任務を終えると、車でラスベガスの歓楽街を通り抜けて、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰る。そこには、美しい妻モリーとふたりの幼い子供との生活がある。これが彼の日常であり、異常な現代の戦争の姿だった……。






映画を紹介して頂いた東京のMさん、ありがとうございました。
2015.10.11 ~ 2015.10.17
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「米の無人機攻撃で殺害 約9割が別人の時期も」報道       NHKNEWSweb

2015年10月18日 | SNS・既存メディアからの引用記事
10月17日 13時39分
アメリカのオバマ政権が対テロ作戦で行っている無人機攻撃について、アメリカのメディアが、軍内部の機密報告書とされる文書を公開し、アフガニスタンでは標的として殺害された人の9割近くが別人だった時期があったなどと指摘して、議論を呼んでいます。
 アメリカのインターネットメディア「インターセプト」は、情報機関の匿名の情報源から入手したとして、アメリカ軍が無人機攻撃の分析結果をまとめた、機密報告書とされる文書を公開しました。
 文書では、アメリカが2011年から2013年の間に、アフガニスタンとイエメン、それにソマリアで実施した無人機攻撃について、どのように標的を選び攻撃したかが詳細に記されています。
 これらの文書を基に、「インターセプト」は、攻撃の標的は主に通信傍受に頼った情報で選ばれていたとしたうえで、アフガニスタンで2012年の5月から9月までに殺害された人の9割近くが標的以外の別人だったとしています。
また、誰か分からないまま殺害したあとに、その人物がテロリストではないと分かっても、軍の内部では敵として報告していたとしています。
無人機攻撃は、オバマ政権下の対テロ作戦で急増する一方、これまでも誤爆がたびたび問題となってきました。
今回の報道について、国防総省は「コメントしない」としていますが、大手メディアは内幕を暴露した記事として伝えており、議論を呼んでいます。
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阪急伊丹駅からJR伊丹駅まで歩いたのは10年ぶり?

2015年10月18日 | 関西あちこち
免許の更新センターがあるJR伊丹駅に10年ほど前、阪急の伊丹駅から歩いて以来のルートを歩きました。映画館がJR伊丹駅に近いイオンの中にあるからです。
 阪急塚口駅で伊丹線に乗り換えて、稲野駅、新伊丹駅、伊丹駅と3駅目です。塚口駅で乗り換え。

バス道を歩くとほぼ一本道でJR伊丹駅に10数分で行けます。

途中にお風呂屋さんがありました。なんか嬉しくなります。

伊丹駅に到着。

向こうに壮大なイオンの建物が。





帰りは阪急ではなくJR伊丹駅から尼崎乗換で六甲道に帰りました。

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ノモトファームさんからサツマイモ、レタス、白菜を頂きました。

2015年10月18日 | ゲストルーム
水耕栽培による家庭菜園日誌」(クリック)というブログを運営している大阪は中津のノモトファームさんから宅急便が届きました。開けるとびっくりぽんでしたワ!あいかたの口から思わず出たのは「まぁなんと立派なサツマイモ! いま高いレタスが二つも!!白菜も表とったら瑞々しい。」でした。ノモトファームさん、いつも有難うございます。
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灘のけんか祭り本宮 神戸新聞動画報道から

2015年10月18日 | SNS・既存メディアからの引用記事
2012/10/15 に公開
松原八幡神社(姫路市白浜町)の秋季例大祭「灘のけんか祭り」は15日、本宮を迎えた。お旅山を舞台に、祭りを取り仕切る「年番」の東山地区が3基の神輿を激しくぶつけ合う「神輿合わせ」を披露。ほかの氏子6地区の祭り屋台も豪快に練り合わせ、大観衆を圧倒した。
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