どんな人が講演者かなど、何の予備知識も持たずにただ「笑顔が咲く庭」の演題に惹かれて申し込んだ。一時間40分のお喋りと35分の質疑応答。
その間、とてもとても興味深く面白い話を聞かせてもらった。人はこれだけの時間喋るとその人の生き方そのものが見えてくる。沢山の失敗を重ねた人の
引き出しにはいろんなものが詰まっていて、大学の先生などおエライ方々の講演と違って共感と感情移入が出来たのが嬉しかった。
日本の男は実際は自分らの大半は女のすぐれもんには負けることを知っているので、徒党を組んで「女はアホや、考えなしや」とつぶしにかかる。
この人はそれを百も承知でズンズン自分のやりたい道を歩いている。自分の両親を「父さん、母さん」という彼女。父さん母さんという日本語は
信州のいとこたちが日常的に使っていた懐かしい物言いだ。上野さんに思わず「とと姉ちゃん」や「かか」という呼び方が出る朝ドラのヒロインを重ねてしまった。
これまでなかなか出会うことがなかったような、いろんな人が世の中には結構いるもんだ・・・と又思った。
フェリシモ神戸学校のサイトから引用⇒
- 日 時:2016年9月24日 13:30 - 16:00(開場13:00)
- ゲスト:上野 砂由紀さん(ガーデナー)
- テーマ:「笑顔が咲く庭」
- 場 所:神戸朝日ホール(神戸市中央区浪花町59番地 神戸朝日ビルディング
神戸学校9月はガーデナーの上野砂由紀さんをお招きします。
北海道旭川市に、日本ではめずらしいとされる4000坪にもおよぶご自身の庭で、北国の気候や風土に合った花や植物を育てておられます。シーズンには色とりどりの花々が咲き乱れるそのガーデンは、「上野ファーム」と呼ばれ、北海道以外からもたくさんの人たちが訪れ、花や植物を愛でるばかりか、音楽のお祭りやマルシェ、野点などのイベントが行われるコミュニティにもなるなど、多くの人たちに愛される場所となっています。
上野さんのお家は、もとは米農家でした。1980年代に、米の個人販売を始められた際、農家まで直接足を運んでくれるお客さまたちに少しでも喜んでもらえたらと、上野さんのお母さまが田んぼのあぜ道にお花を植えたことが「上野ファーム」のはじまりです。その後、上野さんはイギリスに留学し、イギリス式庭園について猛勉強の後、帰国、家族総出での庭づくりによって、2001年、オープンとなりました。このようにして農村にひっそりと誕生した「上野ファーム」は、次第に訪れる人たちとの交流の中、上野さんの豊かな創造力と行動力で次第に活気づいていきます。そして2006年には脚本家 倉本聰さんのドラマ「風のガーデン」のガーデンデザインを上野さんが手がけられたことで「上野ファーム」はさらに多くの人たちの知るところとなりました。
上野さんは「たとえ一輪の花でも、花の力、植物の力で、いろいろな人を楽しませることができる庭づくりはとても面白い世界です」とおっしゃいます。
9月は、米農家でもあった「上野ファーム」が、農業と人をつなぎ合わせる場所として花を植え、庭づくりを家族で始め、その庭がいつのまにかたくさんの人たちとのつながりや、笑顔を生むきっかけとなっていった物語をうかがいます。そして、上野さんの豊かな創造力によって生まれた美しい庭の様子をお見せいただきます。その中で、庭づくりおいて無限に広がっていくデザインのこと、ガーデナーであると同時に二児のお母さんとして日々感じておられる、花や庭が子どもたちの心の豊かさやさまざまなものに展開していける可能性などについても、お話いただく予定です。どうぞお楽しみに!
上野 砂由紀(うえの さゆき)さん<ガーデナー>
北海道旭川市生まれ。イギリスでのガーデン研修を経験後、農場の魅力づくりのため上野ファームで家族とともに庭づくりに着手。2004年、ガーデン雑誌『BISES(ビズ)』誌上で行われた「ビズ・ガーデン大賞」にて大賞・グランプリを獲得。2008年秋に放映された倉本聰脚本のドラマ「風のガーデン」の舞台となる庭をデザイン・制作し話題となる。北海道の気候風土で育つ植物がつくりだす庭を「北海道ガーデン」と考え、北国に合わせた庭づくりと魅力発信に奮闘中。著書に『上野さんの庭しごと』(エフジー武蔵)、 『北の大地の夢見るガーデン』(集英社)、『上野砂由紀のガーデン花図鑑』(芸文社)などがある。また、雑誌『BISES』(芸文社)、『園芸ガイド』(主婦の友社)でも連載中。 十勝~富良野~大雪の8つの庭園を結ぶ「北海道ガーデン街道」協議会 副会長。
☆会場の廊下に過去の講演者の一言ボードが沢山掲示されていた。その中の2枚。