阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

ある日のランチは「韓国チジミ」や「中華ちまき」

2016年09月03日 | ある日のランチ
👆チジミと鶏肉の韓国風立田揚げは阪急オアシス石屋川店のアジア食品特集で購入。
👇中華ちまきと鶏のから揚げはコープこうべ配達アイテムから。

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映画「帰ってきたヒトラー」を観ました。笑っているうちに背筋が寒くなりました。    

2016年09月03日 | 音楽・絵画・映画・文芸

ドイツのわが同類の一般ピープルも、きょうび結構大変な日常を暮らしているんだなぁとこの映画を観るとわかります。
ドイツ人は連合国群に戦争で負け、国を二つに割られ、そのご必死で建て直しを図ってきました。ユダヤ人差別と大虐殺の事実を背負いながら。
そして欧州各国の中でも高い水準のインフラや生活を達成しました。今でもドイツ工業製品は中国人をはじめ世界の人に神話的に崇め奉られています。
 そのことは中国本土でも台湾でも私は実地に体験しました。
しかし必ずしも一般ピープルは幸せな人々ばかりではないようです。在日ドイツ商工会議所サイトから。⇒ドイツの人口は8230万人(うち4200万人が女性) で、EUで最も人口の多い国です。約730万人(全 人口の8.8%)の外国人がドイツに居住し、そのうち170万人がトルコ人です。ドイツにおける移民・民族問題⇒こちら
 この映画はそのドイツ国の現状に不満を持つ人たちのありようを、現代によみがえったヒトラーの言動を通して描く秀逸で苦いコメデイ―です。

 どこの国も、ある範囲の収入差を越えた著しい貧富の差が生じると、いろんな既得権益の集団(ムラ)が出来て、自分らの利益を守るために仕組みが固定化していく。
そのどのムラにもいれてもらえる可能性がない非正規雇用者の若い人たちがドイツにもたくさんいて、いろんな問題を起こしていることをこの映画はブラックに
笑いのめしていて背筋が冷たくなりました。時々このような別の切り口の映画を観ると、頭に日常では味わえない違う刺激がガツンと来ます。
「元気が良くてお国の為を言ってるんだからヒトラーさんの言うことは聞いてもいいじゃない」と言う搬ピー(一般ピープル―国民大衆)が、結局はドイツの破滅をきたしたことを
原作があらためて描き、それがベストセラーになるところが凄い。今のドイツ人は過去の自分らの歴史をまっすぐ見ることが出来る。それが彼らの底力だと思いました。
 それにしてもドイツのテレビもどうしようもなく低劣でアホな番組が一杯らしくて、その場面ではつい大声で笑ってしまいました。 映画館: 三宮 国際松竹。
 予告編

公式サイト
     解説(公式サイトから)
ヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら?
「不謹慎なコスプレ男?」顔が似ていれば、「モノマネ芸人?」。
リストラされたテレビマンに発掘され、復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、
長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のドギモを抜く。
自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、
過激な毒演は、ユーモラスで真理をついていると話題になり、
大衆の心を掴み始める。しかし、皆気づいていなかった。
彼がタイムスリップしてきた〈ホンモノ〉で、70年前と全く変わっていないことを。
そして、天才扇動者である彼にとって、
現代のネット社会は願ってもない環境であることを―。
DAVID WNENDT
監督/脚本: デヴィッド・ヴェンド
1977年、ドイツ、ゲルゼンキルヒェン生まれ。照明助手、編集、助監督、製作助手として舞台やTVの仕事を始める。ベルリン自由大学で経済とジャーナリズムの学位を取得後、プラハ芸術アカデミー映画TV学校で1年間の映画コースに進む。2000年に『Hanging On』で監督デビューを果たし、2004年に名門ポツダム=バベルスベルクのコンラート・ヴォルフ映画TV大学に入学する。2011年、脚本・監督を務め、過激な右翼活動を描いた『Kriegerin』が、ドイツ映画賞作品賞に輝く。自身も、ドイツ映画賞脚本賞、バイエルン映画賞新人監督賞、ドイツ映画スポンサーシップ賞、プリ・ジュネーブ=ヨーロッパ脚本賞、ファースト・ステップ賞長編映画賞など数々の賞を受賞する。続く『Feuchtgebiete』(13)でも絶賛され、サンダンス映画祭グランプリ、ロカルノ国際映画祭金豹賞にノミネートされ、ドイツで最も才気溢れる監督の一人として高く評価されている。

OLIVER MASUCCI
ADOLF HITLER
オリヴァー・マスッチ:アドルフ・ヒトラー
1968年、ドイツ、シュトゥットガルト生まれ。ベルリン芸術大学を卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートし、バーゼル歌劇場、ハンブルク・ドイツ劇場、ザルツブルク祝祭大劇場、ハノーファー劇場、ミュンヘン・カンマーシュピーレ劇場、ボーフム劇場、チューリヒ劇場などに出演する。2009年より、ウィーン・ブルク劇場のアンサンブル常任メンバーとなり、幅広い作品に出演する。高い評価を得た舞台には、「戦争と平和」「Solaris」「先祖の女」などがある。映画では、フロリアン・バクスマイヤー監督作品で知られ、アカデミー賞短編賞にノミネートされた『Die rote Jacke』(02)、TV映画「SWORD‐X ソード‐X」(04)に出演する。その他、TV映画「VOLCANO ボルケーノ」(09)などに出演。最新作は、フィリップ・シュテルツェル監督のTV映画「Winnetou & Old Shatterhand」(16)。

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