阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

高松城址(玉藻公園)の中の重要文化財【水手御門】  新居浜住人から讃岐便り その4

2016年12月21日 | 新居浜便り
愛媛県は新居浜市に住むI谷さんからの讃岐レポートその4です。
⇒重要文化財【水手御門】
すぐ横が海だったので藩主はこの水手御門から小舟で沖に待機させた専用船(飛龍丸)に乗船し遊覧を楽しんだり参勤交代に出かけた。
直接海に向かって開く海城独特の門で全国唯一の現存例として観光客も興味をもって見学している。👆

晴れておれば左から女木島、男木島、豊島、小豆島が望める



この北見櫓は海側からの侵入に対する見張り警護のものと思われる

「鞘橋」と呼ばれ二の丸から本丸に続く唯一の橋で万一の場合は切り落として本丸を守る細工がされていた。
当初は屋根がなかったが途中から屋根付きに改修された



 高松城跡出入口のすぐ横に琴平電鉄の出発駅があり琴平方面と屋島方面の2方向に観光移動出来るので便利



 本丸の天守閣があった石垣土台が当時の状態にようやく復元出来た。残念ながら廃城状態ですが現在も引き続き周辺の建造物の
復元作業が続いている

高松市はこの城を中心に栄えた城下町ですが天守閣は明治17年に老朽化で破却しその後の戦禍で無残な状態だった。
現在は 「高松城の復元を進める市民の会」 を中心にようやく石垣復元に辿り着いたが肝心の天守閣の詳細図面がなく
文化財保護法上、見かけだけの城では許可が出ない状況です。
今後も諦めずシンボルとして築城に向け資料集めに努力中している。(最近イギリス博物館で全景の写真1枚のみ発見された)

この日はお隣りの韓国から観光に来られ天守閣跡から見た光景が素晴らしいと驚きの様子でした

天守台から瀬戸内海を望む

 高松城跡の玉藻公園はJR高松駅にも近く堀に海水を取り入れた珍しい城ですが残された天守台、内堀、外堀図面から全体の広さを
推定すると恐らく日本一広い規模だった事が判明し歴史的価値が大きいといわれる。
下に見える青い屋根の橋が「鞘橋」



天守台から瀬戸内海の風景を眺めると穏やかな海を見渡せる。女木島(鬼ヶ島)まで約一里(4km)の距離。









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