昨日に続き今日もきくのは、アン・クノップの「Johann Sebastian Bach: Sonatas & Partitas」(2022年録音)から、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)です。昨日のソナタ第2番、そして今日のパルティータ第2番という収録順は、演奏時間のつごうで番号順にはうまく収録できないためとみられます。パルティータ第2番も演奏時間は33分ほどで、チャッコーナ(シャコンヌ)はほぼ半分の16分17秒。2021年に紹介したドミトリー・スミルノフによる同曲の演奏時間が9分23秒なのでずいぶんちがいます。昨日のソナタ第2番でもそうですが、入念なアーティキュレーションを必要とされる楽章、あるいはその部分において、推進力よりこまやかな表現を優先した結果、ということなのかもしれません。
CD : KTC 1768(ETCETERA)