毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日からきいている、タチアナ・ニコラーエワの「Tatiana Nikolayeva / Prague Recordings」(SUPRAPHON SU 4216-2)。今日きくのは収録順どおりフランス組曲第5番です。同組曲の録音は1951年。すでに60年以上経過していますが、思いの外テンポも速くすっきりした演奏です。音声がモノラルというのがざんねんですが、音楽を楽しむには支障はありません。

SU 4216-2

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今週前半にきくのは、タチアナ・ニコラーエワの「Tatiana Nikolayeva / Prague Recordings」(SUPRAPHON SU 4216-2)です。このアルバムはバッハのほか、セルゲイ・ラフマニノフ、セルゲイ・プロコフィエフ、ドミートリイ・ショスタコーヴィチの曲を収録。ここではバッハのみを、収録順にきいていきます。アルバム中のバッハが録音されたのは1951年および1954年。ニコラーエワは、1950年、つまりバッハ没後200年にライプツィヒで開催された、第1回ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールで優勝しており、録音はすべて4年以内におこなわれたことになります。これから楽しむのは、ハ短調のファンタジー。録音は1954年です。

SU 4216-2

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三位一体節後第23日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「偽りの世よ、われは汝に頼まじ」(Hänssler CLASSIC CD 92.017)です。このBWV52は1726年11月24日に初演された、ソプラノ独唱のためのカンタータ(全6曲)。第1曲のシンフォニアは、ブランデンブルク協奏曲第1番の旧稿第1楽章から転用されており、これに2組のレチタティーヴォとコラールが続きます。リリングの録音は1982年および1983年。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライ(コラールのみ)で、ソプラノ独唱はアーリーン・オジェーです。

CD 92.017

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三位一体節後第22日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「われ哀れなる人、われ罪のしもべ」(Hänssler CLASSIC CD 92.018)です。このBWV55は1726年11月17日に初演された、テノール独唱のためのカンタータ。第1曲アリア、第2曲レチタティーヴォ、第3曲アリア、第4曲レチタティーヴォ、第5曲コラールの5曲からなり、いわゆる合唱は第5曲のみです。リリングの録音は1982年。独唱はアーダルベルト・クラウスで、管弦楽と合唱はシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライです。

CD 92.018

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今朝きくのはクセーニャ・シドロワの「Crossroads by Ksenija Sidorova」(2023年録音)から、「協奏曲 ニ短調」(チェンバロ協奏曲第1番)です。シドロワは1988年生まれのラトビアのアコーディオン奏者。共演するのは生地リガのシンフォニエッタ・リガで、指揮はノルムンズ・シュネーです。なお、シドロワのYoutube公式チャンネル「Ksenija Sidorova」には、同協奏曲の動画「J. S. Bach Concerto in d minor BWV1052」が投稿されています。こちらの共演は、ラトビア・ラジオ・ビッグ・バンドです。

ALPHA 1090

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三位一体節後第21日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」(Hänssler CLASSIC CD 92.013)です。このBWV38は1724年10月29日に初演された、全6曲からなるカンタータ。第1曲と第6曲はマルティン・ルターの同名コラール(詩編130にもとづく)の第1節と第5節からとられており、いわゆるコラール・カンタータということになります。リリングの録音は1980年。合唱と管弦楽はいつものように、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライとシュトゥットガルト・バッハ・コレギウム。独唱者は、アーリーン・オジェー、ヘレン・ワッツ、ルッツ・ミヒャエル・ハーダー、フィリップ・フッテンロッハーです。

CD 92.013

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三位一体節後第20日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「われは行きて汝をこがれ求む」(Hänssler CLASSIC CD 92.018)です。このカンタータは1726年11月3日に初演。導入のシンフォニアは、オーボエ協奏曲、あるいはフルート協奏曲(原曲はチェンバロ協奏曲第2番)の第3楽章からの転用とみられ、これにアリア(バス)、レチタティーヴォ(ソプラノとバス)、アリア(ソプラノ)、レチタティーヴォ(ソプラノとバス)、アリア(バス)とコラール(ソプラノ)の5曲が続きます。リリングの録音は1982年。合唱曲がないためシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライに出番はなく、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、そして独唱者のアーリーン・オジェー、フィリップ・フッテンロッハーのみでの録音です。

CD 92.018

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昨日に続き今日もきくのは、ラファウ・ブレハッチの「Johann Sebastian Bach - Rafał Blechacz」(Deutsche Grammophon 00289 479 5535)で、パルティータ第3番をた楽しみます。ブレハッチは1985年生まれのポーランドのピアノ奏者。数々のコンンクール受賞歴があり、2005年の第15回ショパン国際ピアノコンクールでは第1位となっています。録音も多数ありますが、バッハはこれだけでアルバムにはほかに、「イタリア協奏曲」など9曲を収録。録音は2012年と2015年におこなわれており、パルティータ第3番は、2015年2月、ベルリンで録音されています。

00289 479 5535

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今日と明日きくのは、ポーランドのピアノ奏者、ラファウ・ブレハッチの「Johann Sebastian Bach - Rafał Blechacz」(Deutsche Grammophon 00289 479 5535)。このリサイタル・アルバムには9曲のバッハが収録されており、今日はパルティータ第1番を、そして明日は同第3番を楽しみます。今日きくパルティータ第1番は、2012年、ハレでの録音です。

00289 479 5535

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三位一体節後第19日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「われはいずこにか逃れゆくべき」(Hänssler CLASSIC CD 92.002)です。このBWV5(全7曲)は1724年10月15日の初演。ヨーハン・ヘールマンの同名コラールによもとづいており、詩(全11節)の第1節が第1曲の、第11節が第7曲の歌詞、つまりBWV5は、いわゆるコラール・カンタータです。

リリングたちの録音は1979年。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライで、独唱者はアーリーン・オジェー(ソプラノ)、キャロライン・ワトキンソン(アルト)、アルド・バルディン(テノール)、ヴォルフガング・シェーネ(バス)です。

ところで、「われはいずこにか逃れゆくべき」というと、「シュープラー・コラール集(種々の技法による6つのコラール)」の同名オルガン・コラール(BWV646)が想起されます。ただし、BWV5の楽章にはその原曲はなく、オルガン・コラールの原曲は不明。おそらく、失われたカンタータ楽章がそれだと考えられています。

CD 92.002

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大天使ミカエルの祝日(9月29日)にきくのは、フリッツ・レーマン指揮、ベルリン・モテット合唱団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「かくて戦い起これり」(全7曲)です。このカンタータの初演は1726年。第1曲の合唱では、大天使ミカエルとサタンとの戦いがとても音楽的に表現されています。レーマンの録音は1952年。70年が経過した音の鮮度はさすがによくはありませんが、気迫のこもった演奏ですね。再編集されたアルバム「J.S.Bach: Nine Sacred Cantatas」(Eloquence 482 7642)には、表題どおり9曲のカンタータが収録されており、その時代の演奏を知る貴重な資料となっています。

482 7642

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三位一体節後第17日曜日にきくのは、ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブル、ローザンヌ室内管弦楽団(ローザンヌ器楽アンサンブル)らによるハ長調のサンクトゥス(ERATO 4509-97236-2)です。このサンクトゥスの初演は1723年。自筆譜には「JJ」(Jesu juva イエスよ、助けたまえ)に続き、「Sanctus a 3 Trombe Tamburi 2 Hautb. 2 Violini Viola, 4 Voci e l'Organo」と標記されています。おもしろいことに、バッハにしては無駄が多い楽譜で、20段中利用しているのは12段、8頁目(この頁のみ19段)はわずか2小節しか記譜していません。事情はいろいろ考えられますが、余分の五線譜にはソナタやアリア1曲ぐらい記譜できそうです(そうした実例もありますし)。

4509-97236-2

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今日きくのは昨日に続き、デュオ・タール&グロートホイゼンの「J. S. Bach: Transkriptionen」(SONY CLASSICAL 19658898412)から、パッサカリアとフーガ(ジノ・タリアピエトラ)です。編曲のタリアピエトラ(1887-1954)は、バッハのピアノ編曲でもよく知られるフェルッチョ・ブゾーニに学んだイタリアのピアノ奏者、作曲家です。パッサカリアとフーガのピアノ編曲は2台のタリアピエトラのほかにも、8手、4手、2台、1台と多種あり、このブログでもオイゲン・ダルベールの1台用を紹介しています。なお、アルバムの録音は2024年です。

19658898412

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今日と明日きくのは、デュオ・タール&グロートホイゼンの「J. S. Bach: Transkriptionen」(SONY CLASSICAL 19658898412)です。アルバムには2台のピアノのための編曲が収録されてり、その中からオルガン自由曲の2曲を楽しみます。今日きくのは20世紀イギリスの作曲家、クリストファー・レ・フレミングが編曲した、変ホ長調のプレリュードとフーガ。録音は2024年です。

19658898412

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今日は三位一体節後第16日曜日。同日曜日のためのカンタータとしては4曲が伝承しており、4曲ともにそれなりに録音も多数です。そのため、いつもの日曜日とちがい、どのカンタータをだれの録音できくか、けっこう迷いました。で、きくことにしたのは、ギュンター・ラミンたちによるカンタータ「キリストこそ わが生命」(Berlin Classics 0032912BC)です。このカンタータは1723年9月12日に初演。それぞれ作者のちがうコラールが、全7曲中、第1曲、第3曲、第7曲で引用されています。ラミンの録音は1952年。合唱はトマス合唱団(聖トーマス教会合唱団)で、ソプラノ独唱も団員が歌っています。管弦楽はライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団です。

0032912BC

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