昨日からききはじめた、天野乃里子と山縣さゆりによる「ヴァイオリンとチェンバロのための6曲のソナタ」。昨日の第4番から収録順にきいており、今日これから楽しむのはソナタ第5番(BWV1018)です。ヘ短調は「ヴァイオリニスト泣かせの調」で、それをバッハのみならず、11歳のメンデルスゾーンもわざわざヴァイオリン・ソナタでもちいているのがなんともおもしろいところです(天野の曲目解説)。ちなみに、ヨーハン・マッテゾンはヘ短調を、「暗く救いようのないメランコリーをみごとに表現」(山下道子訳「マッテゾンの調性格論」)するとしています。
CD : KKC-6407/8(La Compagnie Baroque)