今週きいていきたのは、中国のピアノ奏者、シェン・ユエン(盛原)の「フランス組曲集曲」(Piano Classics PCL10162)。このアルバムの録音は2017年および2018年で、Piano Classicsでの一連の録音、「J.S.Bach Keyboard Works」シリーズの第3巻にあたります。シェン・ユエンは中央音楽院で学んだのち、マンハッタン音楽院でも学んでおり、バッハについては ロザリン・テューレックに学んだとのこと。テューレックはバッハの専門家として知られる奏者で、大きな影響を受けたと思われます。そのテューレックのバッハはいずれきくことにし、これからからきくのはフランス組曲第6番。シェン・ユエンのバッハはピリオド・アプローチの影響を受けてか、テューレックのそれとはずいぶんちがった演奏となっています。