今日これから楽しむのは、セルゲイ・マーロフによる無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)です。同曲はマーロフが2016年に録音した「13 strings」に収録。マーロフには無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲のアルバム(2024年録音か)もあり、ちょっと気になったチャッコーナ(シャコンヌ)の演奏時間をくらべてみると、旧録は12分1秒、新録は13分22秒とかなりちがっていました。テンポだけでなく、旧録音ではちょっとした遊び心があったりと、なかなかおもしろい演奏です。録音でのマーロフの楽器は、アマティの弟子とされることがある、トリノ派ののジョフレード(ゴッフレード)・カッパ(1644年生、1717年亡)のヴァイオリンです。
CD : PC 10373(PAN CLASSICS)