今朝も陽射しのある明るい朝。そんな朝にはやや渋いかもしれませんが、きくのはヘルマン・シェルヘンとウィーン交響楽団の団員による「Bach: Musical Offering BWV 1079」(Archipel Records ARPCD 0854)です。このアルバムの録音は1950年。編曲はロジェ・ヴュアタ(Complete Roger Vuatez Version)で、フルート、第1ヴァイオリン、オーボエ、第2ヴァイオリン、2本のホルン、ヴィオラ、ファゴット、チェロ、チェンバロによっています。トリオ・ソナタは指定どおり、フルート、ヴァイオリン、通奏低音(チェロとチェンバロ)ですが、演奏としてはこれがいちばん時代を感じさせるのがおもしろいところです。録音から70数年が経過していますが、音については意外にもしっかりしており、音楽を楽しむのに問題はありません。