文化の日にきくのは、マハン・エスファハニによる変ロ長調のカプリッチョ(BWV892)です。このカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」は、スウェーデン王カール12世のオーボエ奏者として旅立つ、バッハのすぐ上の兄、ヨーハン・ヤーコプとの別れを描写したとされます(ただし「最愛の兄」がほんとうにヨーハン・ヤーコプであるかどうかは不明)。エスファハニの演奏は、「Bach: Italian Concerto & French Overture」に収録されており、ユッカ・オリッカの2018年製のチェンバロを弾いていの録音(2021年録音)です。
CD : CDA68336(hyperion)