先週からきいてきた、マハン・エスファハニの「Bach: Italian Concerto & French Overture」。のこるは1曲となり、これからきくのはホ長調のカプリッチョ(BWV993)です。このカプリッチョはヨーハン・ペーター・ケルナー(1705年に生まれ1772年死去。バッハとの師弟関係は不明)の筆写譜で伝承されており、その筆者譜には「ヨーハン・クリストフ・バッハを讃えて」と副題が付されています。エスファハニの録音は2021年。すばらしい響きをきかせるチェンバロは、ミヒャエル・ミートケの理論および楽器を参照した、ユッカ・オリッカ製作(2018年)のチェンバロです。
CD : CDA68336(hyperion)