今週きいてきたのは、マリー・アンドレ・ジョエルジェの「Bach en Miroir」(Klarthe Records KLA-115)です。ジョエルジェ編曲のアコーディオンによるバッハで、2巻の「平均律クラヴィーア曲集」からプレリュードとフーガ6曲が選ばれ、収録されいます。これからきくのは第2巻第24番のプレリュードとフーガ。これまでと同じく、深みのある、ほれぼれするような演奏です。ブガリ・アルマンド社の「スペクトラム」も、それに貢献しているのでしょう。CDではバッハの曲のあいだに、クロード・バルバトル、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、クララ・シューマン、マックス・レーガー、ティエリー・エスケシュといった作曲家のプレリュードとフーガが挿入されており、こちらも楽しめます。録音は2020年(エスケシュのみ2019年)です。