これからきくのは、マリー・アンドレ・ジョエルジェのアコーディオンで、「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」の第12番(Klarthe Records KLA-115)。このブログでは、チェンバロ、クラヴィコード、オルガンを弾きわけた同曲集第1巻を、ダニエル・コルゼンパとロバート・レヴィンの2種の録音できいていたことがあります。この第12番はともにオルガンでしたので、アコーディオンとも相性がわるくありません。とくに半音階主題をもつフーガは、そのよりどころのない気分がアコーディオンだと、いっそう感じやすくなります。ジョエルジェの弾くアコーディオンはブガリ・アルマンド社の「スペクトラム」。録音は2020年録音です。