前橋汀子の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 全曲」(Sony Music Labels SICX 10006)を、収録順=番号順にきいている今週。これから楽しむのは順番どおり、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番です。同ソナタはグラーヴェ、フーガ、アンダンテ、アレグロという4楽章からなり、ソナタ第1番よりさらに緊張を強いられる音楽が続きます。例外はアンダンテで、ここのみはおだやかに音楽に身を委ねることができます。録音は2017年および2018年。録音での使用楽器は1736年製のデル・ジェス・グァルネリウスです。