昨日はカンタータをきいて1日休みましたが、今日からはまた、クリストフ・ルセの「Bch: The Complete Toccatas」(2020年録音)をきいていきます。今日きくのハ短調のトッカータ(BWV911)。このトッカータはやはり、導入部、アダージョ、アレグロ(フーガ)、アダージョ、アダージョとプレストという多部分からなっており、解説のペーター・ヴォルニーは、一連のトッカータのなかで、もっとも成熟した曲としています。ルセの演奏では、ゆったり、おおらかに弾く長大なフーガがじつに印象的。弾いている楽器は、作者不詳のジャーマン・チェンバロです。
CD : AP275(Aparte Music)