ちょっとおそい昼休みにきくのは、トーマス・ゲオルギーの「Many Strings Attached」から、イ短調のパルティータです。原曲は無伴奏フルートのためのパルティータ(BWV1013)で、ゲオルギーはこれをヴィオラ・ダモーレのために編曲し、演奏しています(とても自然で美しく違和感なく楽しめます)。楽器はトマーゾ・エバーレの1772年と1783年製の2挺で、バッハには1783年製(演奏弦・共鳴弦ともに6弦)をもちいているようです。奏者のゲオルギーは1964年生まれのドイツのチェロ奏者。1999年録音のアルバムは「ヴィオラ・ダモーレのための18世紀の音楽」と副題されており、「バッハのメヌエット」の作曲者として知られる、クリスティアン・ペツォールトの曲も収録されています。
CD : MSA 001(Thomas Georgi)