先週後半からきいている、オリヴィエ・フォルタン、エマヌエル・フランケンブルク、アンサンブル・マスクによる、2台のチェンバロのための協奏集(2018年録音)。2台のための第1番から第3番まではすでに楽しみましたが、CDにはもう1曲収録されている曲があります。それは変ホ長調のプレリュードとフーガ(BWV552)、つまり「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収のオルガン曲です。ここではそれをチェンバロ2台のために編曲し、フォルタンとフランケンブルクが弾いています。壮麗さではオルガンにはかないませんが、華麗な響きはじゅうぶんに堪能できます。使用楽器は、フォルタンがヨンテ・ニフとアルノ・ペルトよるジャーマン・モデル、フランケンブルクがブルース・ケネディによるミートケ・モデルです。
CD : Alpha 572(Alpha)