今週きいてきたのは、中丸まどかとワウター・ドゥコーニンクの「Sechs Sonaten f¨ur Violine und obligates Cembalo」(2017年録音)。このアルバムは6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタを収録したもので、ここまで収録順に5曲を楽しんできました。これからきくのはのこるソナタ第6番(BWV1019)。ほかのソナタとはことなりこの第6番は、急、緩、急、緩、急の5楽章構成で、真ん中の第3楽章はチェンバロの独奏となっています。ドゥコーニンクの演奏はよく弾んでおり、推進力もじゅうぶんです。中丸の演奏は奇を衒うところのない自然なもので、とても楽しめます。2人の使用楽器は、ヘンドリク・ヤーコプス製作のヴァイオリンとステイン・ドゥコーニンク製作のチェンバロ(ヨハネス・ダニエル・ドゥルケンの1740年製にもとづく)。録音は2017年です。
CD : CD 117(Organroxx)